- 天体撮影に最適なトリプルバンドパスフィルターの特徴と使い方が分かる
- 対応カメラやレンズの注意点を詳しく解説する
- フィルター選びのポイントやよくある質問に答える
Optolong L-eNhanceフィルターとは何か
Optolong L-eNhanceフィルターは、天体撮影に特化したトリプルバンドパスフィルターです。特にCanonのAPS-Cサイズセンサー搭載カメラに対応しており、星雲の撮影において重要なOIII(酸素三重項)、Hβ(ベータ水素)、Hα(アルファ水素)の3つの波長帯を効率よく透過させる設計となっています。これにより、光害の影響を抑えつつ、天体のディテールを鮮明に捉えることが可能です。
このフィルターは、厚さ1.85mmのB270ガラス基板を使用し、透過率は90%以上を誇ります。光害の原因となる波長帯を99%以上カットするため、都市部でも比較的クリアな天体写真が期待できます。特に、街明かりや街灯の影響を受けやすい環境での撮影におすすめです。
Optolong社は天体用フィルターの分野で高い評価を得ており、このフィルターもその技術力の結晶と言えるでしょう。フィルター表面の品質は60/40の高水準で、光学的な歪みや色収差を最小限に抑えています。これにより、シャープで鮮明な星像を実現します。
また、フィルターの設計はCanonのAPS-Cカメラ専用に最適化されているため、センサーサイズに合わせたバンドパス特性が得られ、全体の画質向上に寄与します。これにより、天体撮影の初心者から中級者まで幅広く使いやすい製品となっています。
ただし、太陽を直接観察する用途には絶対に使用しないでください。強力な光がフィルターを通過すると、カメラや目に重大な損傷を与える恐れがあります。

このフィルターがあれば、街中でも星雲の美しさをしっかり撮れるんだね
対応カメラとレンズの詳細
このフィルターはCanonのAPS-Cサイズセンサー搭載カメラに対応しています。具体的には、7D Mark II、80D、800D、77D、70D、760D、750D、700D、650D、600D、60D、60Da、550D、500D、400D、100D、1100D、1200D、1300Dなどの機種が対象です。これらのカメラはAPS-Cセンサーの特性を活かして、フィルターの性能を最大限に引き出せる設計となっています。
ただし、EF-Sレンズには装着できません。EF-Sレンズはレンズマウントの形状が異なるため、フィルターの取り付けができない仕様です。EFレンズや他の対応レンズとの組み合わせで使用する必要があります。
フィルターの厚みは1.85mmと薄型で、レンズの前面に装着してもケラレ(画面の四隅が暗くなる現象)が起こりにくい設計です。これにより、広角レンズでも安心して使用できます。
また、フィルターの光学性能を最大限に活かすためには、カメラの設定や露出時間の調整が重要です。特に長時間露光時にはノイズ対策や適切なホワイトバランスの設定が求められます。
- 対応カメラ:Canon APS-Cセンサー搭載モデル多数
- 非対応レンズ:EF-Sレンズ
- フィルター厚さ:1.85mm
- 装着時のケラレ防止設計

EF-Sレンズは使えないんだね、気をつけよう
トリプルバンドパスフィルターのメリット
トリプルバンドパスフィルターは、特定の波長だけを透過させることで、天体撮影の質を大きく向上させます。Optolongのこのフィルターは、OIII、Hβ、Hαの3つの重要な波長を選択的に通すため、星雲の輝きを際立たせることができます。
一般的な光害カットフィルターと比べて、トリプルバンドパスフィルターは以下のようなメリットがあります。
- 高い透過率:90%以上の透過率で、撮影対象の光をしっかり捉えられます。
- 光害カット効果:街灯やネオンの光を99%以上ブロックし、背景のノイズを減らします。
- 色の再現性向上:特定波長を通すため、星雲の色合いが鮮明に映ります。
これにより、都市部や光害の多い場所でも、比較的クリアな天体写真が撮影可能です。特に、星雲の撮影では細かなディテールや色の違いが重要になるため、このフィルターの効果は大きいと言えます。
また、フィルターの設計がCanonのAPS-Cセンサーに合わせて最適化されているため、センサーの特性を活かした高画質な撮影が期待できます。
ただし、天体撮影は環境や機材の設定によっても結果が大きく変わるため、フィルターだけに頼らず、総合的な撮影技術の向上が必要です。

これなら光害があっても星雲の色がキレイに出せそうだね
使い方と撮影のコツ
このフィルターの使い方はシンプルですが、効果を最大限に引き出すためにはいくつかのポイントがあります。まず、カメラにフィルターをしっかりと装着し、レンズの前面に隙間なく取り付けることが重要です。緩みがあると光漏れが発生し、画質に悪影響を及ぼす可能性があります。
撮影時には、露出時間を長めに設定することが一般的です。星雲は暗いため、十分な光を取り込む必要があります。ただし、長時間露光はノイズの増加や星の流れを招くことがあるため、赤道儀などの追尾装置を使うとより効果的です。
ホワイトバランスはカスタム設定がおすすめで、撮影後の現像時に色調整を行うことで、より自然な色合いを再現できます。また、RAW形式で撮影することで、編集の自由度が高まります。
さらに、撮影場所の選定も大切です。可能な限り光害の少ない場所を選び、空の透明度が良い日を狙うと、フィルターの性能を十分に活かせます。
- フィルターはしっかり固定する
- 長時間露光で光を多く取り込む
- 赤道儀で星の動きを追尾する
- RAW撮影で後処理をしやすくする
- 光害の少ない場所を選ぶ

設定を工夫すれば、誰でもキレイな星雲写真が撮れるね
光害対策としての効果と注意点
光害は都市部や郊外の明るい環境での天体撮影において大きな障害となります。Optolongのトリプルバンドパスフィルターは、光害の原因となる波長帯を99%以上カットすることで、背景の明るさを抑え、星雲の輝きを際立たせる効果があります。
しかし、光害カットフィルターは万能ではありません。強い光害がある場所では、フィルターを使っても背景の明るさが完全に消えるわけではありません。撮影環境の選択や撮影時間帯の工夫も重要です。
また、フィルターの特性上、太陽や強い光源を直接見ることは絶対に避けてください。強烈な光がフィルターを通過すると、カメラのセンサーや目にダメージを与える恐れがあります。
光害対策としては、以下のポイントを押さえておくと良いでしょう。
- フィルターの使用で光害波長をカット
- なるべく暗い場所を選ぶ
- 撮影時間は夜遅くが望ましい
- 太陽や強光源は避ける
これらを組み合わせることで、より良い天体写真が撮影できます。
価格とコストパフォーマンスについて
このフィルターの価格は35,442円と、天体撮影用フィルターとしては中〜高価格帯に位置します。高性能なトリプルバンドパスフィルターであることを考えると、妥当な価格設定と言えるでしょう。
天体撮影を本格的に楽しみたい方にとっては、光害カットや色再現性の向上は非常に重要なポイントです。長く使える品質と性能を考慮すると、初期投資として検討する価値があります。
また、対応カメラが限定されているため、所有機種との相性も価格評価のポイントになります。フィルターの性能を最大限に活かせる環境で使うことが、コストパフォーマンスを高める秘訣です。
購入時の注意点としては、EF-Sレンズ非対応であることと、太陽観察に使えないことをしっかり理解しておくことが挙げられます。これらを踏まえた上で選ぶと、満足度の高い買い物になるでしょう。
よくある質問(FAQ)
| 質問 | 回答 |
|---|---|
| このフィルターはどんな天体に向いていますか? | 主に星雲の撮影に適しており、OIII、Hβ、Hαの波長を透過するため、星雲のディテールや色を鮮明に捉えられます。 |
| EF-Sレンズは本当に使えませんか? | はい。EF-Sレンズはマウント形状が異なるため、このフィルターは装着できません。 |
| 太陽観察に使えますか? | 絶対に使わないでください。強い光がカメラや目に損傷を与える可能性があります。 |
| APS-C以外のカメラでも使えますか? | 基本的にはAPS-C専用設計なので、フルサイズなど他のセンサーサイズでは性能が十分発揮されない場合があります。 |
| フィルターの手入れ方法は? | 柔らかいクロスで優しく拭き、強い薬品は避けてください。保管時は専用ケースに入れると安心です。 |
まとめ:天体撮影を楽しむための最適なフィルター選び
Optolongのトリプルバンドパスフィルターは、CanonのAPS-Cカメラに特化した設計で、星雲の撮影において高いパフォーマンスを発揮します。光害カット効果と高い透過率を両立し、街中でも美しい天体写真を目指せるのが魅力です。
対応カメラやレンズの制限はありますが、これを理解した上で使えば、撮影の幅が広がります。使い方のコツや撮影環境の工夫を取り入れれば、初心者でも扱いやすいフィルターと言えるでしょう。
価格はやや高めですが、長く使える品質と性能を考えると、天体撮影を本格的に楽しみたい方におすすめです。光害に悩む方や、星雲の色彩をより鮮明に表現したい方はぜひ検討してみてください。

これで僕の星空撮影もレベルアップしそうだ!
| 価格 | ¥35,442 (税込) |
|---|---|
| ストア | アストロストリート |
